BLIND JUDO視覚障害者柔道
みどころ
感覚を研ぎ澄まし
相手を倒す!
「視覚障害者柔道」は、その名の通り、視覚に障害のある選手たちが行う柔道のことです。選手たちは、「見えない敵」と対峙し、相手の息遣いなど、視覚以外のすべての感覚を駆使して戦います。相手の体勢が崩れたときなど、正しいタイミングで技をかけなければ、逆に返し技をかけられポイントを奪われる危険があります。一瞬のうちに繰り広げられる駆け引きから目が離せません。
POINT-1
組み合った状態から試合開始!
試合は、常に組み合った状態で行われます。試合の開始も、審判によって両選手が道着の襟と袖を掴み、組み合った状態から「はじめ」の合図がかけられます。試合中に両手が離れた場合などは、試合場の中央に戻され、再び組み合った状態で試合が再開します。
POINT-2
いつでも逆転できる!
豪快な投げ技に期待!
常に組んだ状態で行われる視覚障害者柔道では、けん制しあう時間がなく、逃げることが許されません。試合終盤では、ポイントが先行していても油断ができず、逆転を狙った激しい攻防が繰り広げられます。また、試合開始直後に、電光石火の一本が決まることも。一瞬で試合が決する4分間は、選手から目が離せません!
POINT-3
選手に声や音で情報を伝える工夫
試合中は唯一、コーチのみが声を出して選手に指示をすることが認められていて、審判は、選手たちが場外に近づくと、声を掛けます。試合時間が残り1分になると、信号音を鳴らして時間経過を伝えています。試合がスムーズに進行できるように様々な工夫が凝らされています。
日本視覚障害者柔道連盟
競技ルール
視覚障害者柔道は一般の柔道とほぼ同じルールで行われていて、そこに視覚に障害のある選手たちを考慮したいくつかのルールが加わっています。2022年1月にクラス分けに関するルールが変更され、選手は全盲(J1)と弱視(J2)の2つのクラスに分けられることになりました。また体重別の階級についても、これまでは男子7階級、女子6階級だったものが、男女それぞれ4階級に変更されました。
大会中継
2022年12月11日(日)
IBSA Judo 東京国際オープントーナメント大会
2018年12月23日(日)
第33回全日本視覚障害者柔道大会
2017年11月26日(日)