FLOOR VOLLEYBALLフロアバレーボール
みどころ
圧倒的なスピードでボールが
コート上を駆け抜ける!
フロアバレーボールは全盲や弱視の視覚障害者と健常者が一緒にプレーできるように考案された球技です。この競技の特徴は、チームの組織的な行動で繰り出される数々の戦術と圧倒されるほどのスピード感です。何も見えない状態の前衛と見える状態の後衛が互いに協力しながらプレーするので、チームワークが重要です。高度な戦術、コート上を駆け抜けるボールのスピード、攻守がすばやく切り替わる試合展開、本当に目が離せません。
POINT-1
フロアバレーボールとは?
フロアバレーボールは全盲や弱視の視覚障害者と健常者が一緒にプレーできる球技です。コートは9×18mの6人制バレーボールコートと同じで、床上30cmの高さに張られたネットを挟んで床の上を滑るように転がってくるボールを3打までのプレーで打ち合います。3打以内に返したボールが相手選手の隙間を縫ってコートを通過するとポイントになります。その他、アタックミス、ブロックアウトなど、通常のバレーボールと共通する部分も多くあります。
POINT-2
勝敗のカギはチームワーク!
チームは前衛3人、後衛3人の計6人で構成されます。前衛の3人はアイマスク又はアイシェードによって何も見えない状態で、ボールの転がる音や後衛からの指示を聞きながらプレーします。後衛の3人は、見える状態で前衛の選手にボールの位置やブロックの位置などの指示を出しながらプレーします。音や声を頼りにプレーする前衛選手と指示を出しながらプレーする後衛選手とのチームワークがカギです。
POINT-3
多岐にわたる戦術とスピードが魅力
司令塔(通常は後衛選手)が他の後衛選手や前衛選手に対して指示をすることで組織的に行動します。前衛のブロックを適正な位置に動かして相手の攻撃を防いだり、味方同士のパスによって相手の守りのすきを作って効果的な攻撃につなげたりと、その戦術は多岐にわたります。また、大きく振り上げた握りこぶしでアタックしたボールは、大迫力のスピードで地面を駆け抜けていきます。
画像提供:日本フロアバレーボール連盟
競技ルール
アタック: 相手コートのバックゾーンもしくは相手選手に触れなければならない。
リターンプレー: 後衛は2打目に限り、フリーゾーンに出てコート内に返球することができる。
ネット前コール: サーブを打ってからボールがネットを越えるまで声を出してはならない。
フォアヒット: 3打以内に返球しなければならないため、ボールに4回触れてはならない。
タッチネット: 前衛はネットを触ってよいが、ボールとネットを同時に触れてはいけない。
キャッチボール: ボールを抱えたり、掴んだりしてはならない。前衛はボールを手で押さえることが許され、ボールが身体のどこに触れても反則にならない。
ダブルコンタクト: 2回連続でボールに触れてはいけない。前衛のブロックは1打目とは数えない。
オーバーゾーン: 後衛はアタック動作の直後を除き、フロントゾーンに入ってはならない。前衛は相手コートに入ってはならない。
より詳しく知りたい方は日本フロアバレーボール連盟のWEBサイトをご覧ください。